最近の昇平〜生活編〜
昇平が4年生になってまもなく半年が過ぎるが、その間に昇平はずいぶん変化してきたような気がする。
最近の昇平の様子を、中間報告的にまとめてみようと思う。
【生活編】
◎起床
自分で起きてくる、あるいは、母に声をかけられて目を覚ます。昔の目覚めの悪さが嘘のよう。起きた後の機嫌は悪くない。祝日や休日というと馬鹿に早く目覚めるのは、子どもなら当然かな。
◎着替え
これも自分で着替えられる。昔のようにいつまでも着替えが終わらないこともない。(これはペアレント・トレーニングのポイントシステムで練習したおかげ。) たまに時間がかかることもあるけれど、時計を示しながら時間を告げると、すぐに着替える。う〜ん、ホントに楽になったなぁ。しみじみ。
◎朝食
我が家の朝食は和食。ご飯、みそ汁、おかず、年齢相応の分量を食べていると思う。好きなおかずがあると、そればかり食べてしまって、ご飯やみそ汁がなかなか減らなくて、最後にあわてて口に詰め込むことはあるけれど。苦手だったみそ汁も、今はちゃんと食べられる。
◎服薬
朝:リタリン+デパケン(抗てんかん薬。昇平の場合、衝動性抑制に効果が出ている。)
昼:リタリン
夜:デパケン
嫌がることなく自分で飲んでいる。ただ、薬の管理を本人に任せると、飲んだか飲まないかがわからなくなってしまうので、そこだけは親か担任が必ず管理している。
◎歯みがき・洗面
一応自分からやっている。・・・ていねいかどうかは疑問だけれど。歯みがきだけは、夜寝る前に必ず母が仕上げ磨きをしている。虫歯が多かったけれど、4年生になってからは虫歯は見つかっていない。
◎登校
まったくしぶらない。毎日元気に学校へ行く。学校は大好きなんだろうと思う。よかった! ちなみに、学区的には越境しているので、毎日母が自家用車で送迎している。片道7〜8分程度。
◎学校
さて、どんなふうに過ごしているのやら。来週、フリー参観があるので、一日貼り付きで見学してこようと思っている。楽しみ♪
◎放課後
毎日学童へ行っている。すっかり慣れて、下級生の中に気の合う友だちが何人かできた様子。時々ケンカになったり、思い通りにならなくてプンプン怒ったり、ということもあるけれど、理解のある指導員がついているのでお任せしておける。今の学童になってから、昇平の社会性は本当に飛躍的に成長した。学童では友だちとブロックやお絵かきで遊んだり、自分だけでお絵かきや本を楽しんだりして過ごしている様子。学校の宿題も学童ですませてくる。
◎買い物
母と一緒に夕方スーパーに買い物に回ることが多い。泣いている子どもに出くわす可能性が高いのもここ。「聴覚過敏に立ち向かう」の章にも書いたけれど、大泣きする子がいたらそれを回避するやりかたを練習中。先日は、混んでいる書店で自分から「ぼく、ひとりで車に戻ってるから」と言ってきた。店内を見回したら、むずがって泣いている赤ちゃんがいた。偉いぞ!
◎ゲーム・パソコン
今までは平日のパソコン時間が2時間まで、ゲームは特に制限していなかった。いろいろ経緯はあるのだけれど、学校や学童で頑張ってきた分、家では好きなことをさせてリラックスさせたいという意図があったため。けれども、上級生になったら、学校や学童であまり疲れてこなくなったし、本人の認知力が伸びてきて、いろいろな物事をいろいろな形で理解できるようになってきた。パソコンやゲーム、テレビ(ビデオ)といったメディアからだけでなく、もっといろいろなものから情報が入りやすくなったのが感じられたので、ゲーム・パソコン合わせて2時間まで、という約束に変えた。思う存分にできなくなって本人は少し不満だけれど、その分、他の遊びや家族との関わりが増えた。これに関しては、また後日、もう少しくわしく書くかも知れない。ちなみに、休日は3時間まで。時間を守るのには、囲碁の対局時計を使っている。時々ごまかして母から叱られるけれど、一応ちゃんと守っている。夜のためにパソコン時間を残しておく、という計画的利用をすることもある。
◎友だち
ずっと近所に遊び相手がいないのが悩みの種だったが、ここに来てようやく、同じゆめがおかの友だちが遊びに来てくれたり、自分から遊びに行ったりするようになってきた。平日は学童を利用しているので、主に土曜日の午後や休日に遊んでいる。自分たちでそれなりに話し合って関わっている様子が、なんとも面白い。今は「ムシキ○グ」カードバトルとビーダマンが人気。
◎夕食
好き嫌いは本当に少なくなった。今苦手なのは豆料理程度。トウモロコシは食べられるようになった。山菜のおひたしやキノコの入った炒め煮や焼き魚を「おいしいねぇ〜」と喜んで食べている様子を、保育園の担任たちに見せてあげたい! あれほど偏食の激しかった子が、こんなになりましたよー!! 鍋物も好きだから、これからの季節、きっと食卓に上る回数が増えるだろうな。
◎入浴
昔は長風呂。体も洗わず、遊んでばかりだったけれど、今はすごく早い。さっさと体を洗って、さっさと湯船につかって、さっさと上がっていってしまう。うぅむ、なんて集中力だ。あまりに早すぎて体が丁寧に洗えなかったのが悩みの種だったけれど、療育掲示板でアイディアをもらって持ち手つきのボディタオルを作ったら、体も一通りちゃんと洗えるようになった。次の課題は、ひとりでシャンプーできるようになることだな。中学生になるまでにはひとりで入浴できるようになってもらうのが目標。いつまでも母と一緒に入浴しているわけにはいかないものねぇ。
◎寝る前のお楽しみ
もう何年も続いている「物語り」タイム。ここ数ヶ月はグリム童話集を読んでいる。金田鬼一訳の岩波文庫版。ことばがあまりに難しいところは、ちょっとわかりやすく変えることがあるけれど、基本的にそのまま読んでやっている。理解できるし、前に話したものもよく覚えているようになった。記憶力も伸びているらしい。痛快冒険譚や面白い話が好き。ハッピーエンドも好き。正しいものが勝たないと文句を言う。健全だなぁ。ちなみに、「勇者フルートの冒険」シリーズも、この時間の中から生まれてきた作品だけれど、母が旧作の改訂に手一杯なので、次の話を語れるのはいつになることやら。(笑)
◎就寝
10時頃寝ることが多い。遅めだけれど、翌朝6時半〜7時には目を覚ますので、睡眠時間としては足りているらしい。昔から、年齢の割には睡眠時間が短い子だった。寝るときには、母にべったりくっついて腕を絡めて寝てくる。独り寝はまだ怖いらしい。おねしょもまだするので、おむパン使用。朝早起きしたときや、気温が高めのときは、おねしょしていないことも多い。だんだん時間が延びてきているから、あともう少しかな? 6年の宿泊学習までにはなんとかなると良いけれど、ダメなときには担任と協力してなんとでもするさ。一度寝たら、朝まで目を覚まさないことが多い。ひどい夜泣きに悩まされた乳幼児期も、今となっては懐かしい思い出。
生活編と来れば、次は学校編だけれど、これは本当にフリー参観で詳しく観察してこようと思っている。
今回はここまで。
(追加)
◎家庭学習
夕食後、チャレンジ4年生をやることになっている。学童で宿題をしなかった日は、それも一緒にやる。国語、算数、理科、社会、一応理解して解いている。時々「多すぎる、難しすぎる」と怒ることもあるけれど、手がかりを与えるとちゃんとできることが多い。分量の多すぎるページは、こちらで見て、大事なところだけに絞り込んで解かせる。問題が長すぎる場合と、本人の経験・理解を超えた内容(社会科等)の場合が難しい様子。わかっているのに早とちりして間違うことも多い。さすがはADHD。(笑)
[05/09/25(日) 14:24] 日常