昇平てくてく日記
幼児〜小学校低学年編
学童の遠足
今週の月曜日は学習発表会の代休だったので、学童では遠足に出かけた。
子どもたちと指導員の先生2人だけで電車に乗って、福島駅前にできた児童学習施設「こむこむ」で、午後までたっぷり遊んでくる、というスケジュール。子どもたちは発表会でがんばったご褒美のようにも感じていたかもしれない。どの顔もニコニコと嬉しそうで、とてもはしゃいでいた。昇平も朝からウキウキとご機嫌。はしゃぎすぎないように念を押して学童に送っていった。
以下は、その後、鴨原指導員からメールで教えてもらえた、遠足での昇平の様子。
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学童からY駅、そして福島駅までの間、更にこむこむまではお気に入りの友だちRくんと一緒に行動、笑顔で過ごしていました。
こむこむのオープンスタジオではTV放送の模擬体験を、アナウンサー席ではいろいろ面白いことを語ったりしていました。その後飽きてしまい、近くにCGのいろいろな絵があり(ワークショップで書いた作品)楽しみながら見入っていました。常設展示室ではいろいろなところに行き、活発に遊んでいたようです。1階の図書館ではいろいろな本を見て満足していたようです。
昼食の時間は1時間あり、お弁当は残しましたが、お菓子を満足行くまで味わうことが出来たようです。
昼食後プラネタリウムへ、私の隣に座りました。はじめのうちは時々手をつないだりなど不安な様子も見られましたが、始まると落ち着いて眺め始め、月の話では月の影の形がいろいろなものに見えることでいろいろ話しかけてきました。(物語の中で)ウサギが泣き出す所では耳を塞ぐ事もありましたが、最後まで楽しく観覧でき満足していました。
帰りの電車でも楽しい雰囲気で乗車。大いに楽しんで帰ってきました。友だちと交わり、いろいろなことが出来 昇平君にとって楽しい遠足だったようです。
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遠足の活動で一番私が心配していたのは、プラネタリウム観覧だった。
昇平は星座の話などは大好きなのだが(寝物語に星座盤を見ながら話して聞かせたことがあったので)、あの暗い独特の雰囲気に怖がるのではないか、夢中になって大声で話してしまって周りの迷惑になるのではないか、逆に飽きてしまって早々に騒ぎ出すのではないか・・・。
ところが、上映の内容が昇平の好きな、月や太陽に関する昔話だったこともあって、興味を持って最後まで観覧することができたらしい。鴨原指導員にずっとそばにいてもらったおかげで、あの暗い雰囲気にも、じきに慣れた様子。月の形のことを指導員に話しかけるときにも、周囲に迷惑にならないよう、抑えた声で話していたのだそうだ。ほ〜。
昇平は、学童のおかげで本当にいろいろな経験をさせてもらっている。
お友だちとの関わりもぐんと増え、友だちと、とても楽しそうに過ごしている。
今朝も学童に送ってきたが、昇平が部屋に入るなり、メールにもあったRくんが「昇平くんだー!」と大喜び。さっそく並んで一緒にブロック遊びを始めていた。このRくんは学校でも時々ゆめがおかの教室に遊びに来てくれて、昇平が休み時間に絵を描いている様子をながめたり、一緒に過ごしたりしてくれているらしい。
こうした経験のひとつひとつは、確実に本人に蓄積され、新しい成長と力につながっているように感じている。
最近の昇平の、なんと大人びてきたこと!
自分に自信を持ちながら、一歩一歩進んでいるのが、親の目にもわかる。
けれども、障害児を受け入れてくれる学童は、全体から見るとまだまだ少ない。
障害児を抱えてはいるものの、公からの支援を何も受けられず、1人2人の指導員が孤軍奮闘している学童も非常に多い。・・・と言うより、大半の学童が現状がそうなっている。
障害児も、理解のある大人の支援を受けながら子ども集団に所属することで、大きく社会性が伸びていく。
子どもたち全体の「居場所」としての、学童・放課後クラブの重要性が訴えられているけれど、それと同時に、障害児学童についても、ぜひ実現・充実していってほしいと、心から願っている。
[05/10/29(土) 09:18] 学校 日常 行政