昇平てくてく日記

幼児〜小学校低学年編

個別懇談・1

やっと、12月6日にあった個別懇談のことが書ける。やれやれ、2週間が過ぎてしまったわ。(苦笑)

懇談会の事前希望調査で、こちらは、学校内での交友関係と、5年生を見据えての学習計画についてを話し合いたい、とお願いしておいた。
以下は、それに基づいたドウ子先生のコメント。ただし、懇談会後に連絡帳で補足的にやりとりした内容も含まれている。

【交友関係】

様々な面で成長が見られているが、特に友だちとの関わりという面での成長が著しい。社会性がものすごく伸びている。人との関わり方も上手になってきている。

例えば4学年が始まった当初、クラスで他の児童が担任から注意されるようなことがあると、昇平くんはまったく無関係なのに飛んできて、一緒になってその児童を責めたり、逆に先生を攻撃してその子が叱られないようにしたりして、かえって騒ぎを大きくしたりしていた。
最近ではそういう行動がほとんど見られなくなった。昨日も、○くんがトラブルを起こして叱られたけれど、昇平くんは自分の机でお絵かきをして、落ち着いていた。後でそれをほめると、「(ぼくは)関係ないんだよね」と答えた。

昼休みにひとりで校庭へ遊びに出かけるようになった。そのことがまた自信につながった様子。
今までは、クラスの上級生と昼休みに遊びたくて、そのために上級生の無理な注文にも自分を合わせる、というようなことが起こっていたが、先日、上級生から無理難題を言われた時には、「ぼく、今、それはやりたくないんだ。ごめんね」と、しかにも上手に、『こっちの気持ちもわかってね』というニュアンスを込めて断ることができた。昼休みに自分だけで楽しく過ごせる自信がついたことが、自分の態度を貫ける自信につながったのではないかと感じた。
ただし、行動自体は幼いところがあって、1年生に混じって中庭で砂場遊びをしている光景を目にすることもある。
また、同じ学童の2年生のRくんたちと仲良しで、よく一緒に遊んでいる。

上級生の2人が、大人になって自己主張が強くなってきたために、お互いに譲らず、ぶつかることが多くなったが、そういう時に昇平くんが調停役で入ってくる場面が、毎日のように見られるようになった。それも、2人の気持ちを損なわない、上手な言い回しで介入するので、自分も介助の西尾先生も感心させられている。
何のトラブルもない平穏な環境が良いと思ってきたけれど、トラブルを通じてこそ、ソーシャルスキルを伸ばしてきている面もあるのだと、最近感じている。
ゆめがおかの学級の中で、昇平くん自身の問題は、もうほとんどないと思われる。今後の課題は、協力学級での昇平くんの支援のことになっていくと思う。

次年度はまた協力学級のクラス替えがある。近くにいるとトラブルが起きやすいと思われる児童とは、一緒のクラスにならない配慮をしたい。仲が良く、昇平くんを理解してくれている児童とできるだけ一緒にしたいと考えているが、それ以上に、担任に昇平くんの理解があることが大事だと思われるので、担任最優先で新クラスを考えていきたい。
現在の協力学級の男子は、昇平くんを理解して上手に関わってくれている。関わりすぎるわけでも、無視するわけでもなく、非常によい形で受け入れてくれているのを感じる。この雰囲気を5年生になっても持ち越ししていければと思う。


【学習】

現在ゆめがおかで履修している国語、算数に関しては、学年相応の理解が十分できている。特に算数は、学年全体から見てもかなりよく理解できているレベルにある。
漢字だけは筆順がめちゃくちゃだが(図形のように形で覚えているため)、筆順を厳しく指導することで書くことに苦手意識を持たれたくないので、本人の成長を待って、筆順指導は将来に回したい。書写では筆順も意識させて、きちんと指導したい。
協力学級で履修している理科についても、内容は十分に理解していると思われる。ただし、他の体育や図工等に関してもそうだが、介助の先生がそばにいて、フォローを続けていく必要がある。その支援さえあれば、協力学級での授業に関しては、問題なく参加できると思われる。(12月13日の日記 「担任、協力学級を見にいく〜今日の連絡帳から〜」参照)

5年生になってからの協力学級での授業だが、これまでの音楽、体育、理科、図工に加えて、社会科か家庭科のどちらかを増やす方向で行きたい。お母さんとしてはどちらがよいと思われるか。
昇平くんには、将来高校を受験することも視野に入れた指導が必要だと思うので、今後、教科学習に力を入れていきたい。
(つづく)

[05/12/19(月) 13:59] 学校

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