昇平てくてく日記2
小学校高学年編
学校の役割・家庭の役割
このところ、昇平の様子に(ささやかだけれど)変化が見られて、連絡帳にもその様子が書かれてくるので、日記の更新が活発になっている。
今日もまた、担任の連絡帳から。
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1月24日(水) 記録者:ドウ子
今日はも国語も算数もL子さんと二人で同じページを一緒に学習しました。
同じ5年生なので、できるだけそうしたいのですが、どちらかが協力学級に行っていることが多く、進度がずれてくると、一緒にいても別々のページをやるしかないので、今日のような日は珍しいです。
今日は二人とも安定していたので、片方が問題が終わるのを一方が待っていたり、お互いのノートをのぞき込んで答えが違うのを教え合ったり……とてもいい雰囲気でした。一対一で学習するのともまた違った力が育つように感じています。
昨日からトランポリンを倍の6分間にしました。初めは嫌がっていましたが、私に「30分以上継続しないと脂肪は燃えない」と言われたら、とたんに素直になりました!
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1月24日(水) 記録者:母
30分以上継続しないと脂肪は燃えない……(笑) 素晴らしい声かけですね。本人の“痩せたい”意欲に働きかけていると思います。
「今日たくさんトランポリンを跳んだんだって?」と聞いたら「うん」と得意そうで、「いいことだね。たくさん運動すると引きしまるし、たくさん跳ぶと、足の筋肉も鍛えられてかっこよくなるよ」と言うと、すごく嬉しそうでした。
今、夜寝る前に児童書の「ピーター・パン」を読み聞かせています。
挿絵が少しありますが、絵に頼らず、耳で聞いて理解しているのがわかります。毎回、お目々キラキラで楽しんでいて……(笑)。物語を聞いて理解する力も伸びたなぁ、と思います。
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連絡帳の返事を書き終わってから、担任と私は、それぞれ役割を分担しながら昇平に働きかけているんだなぁ、と改めて思った。
学校では、お友だちと共に遊ぶこと、勉強すること、生活することを支援し、運動して体を鍛えることに取り組ませている。
家庭では、学校でがんばっていることを誉めて励まし、勉強するのではなく楽しむ形で物語に触れ、聞く力の基礎のようなものを育んでいる。
やり方は違う。働きかける場所が違っていることもある。
だけど、学校は学校で、家庭は家庭で、それぞれにできることに対して働きかけたとき、子どもはとても安定しながら、いい方向へ成長していく気がするなぁ……と、最近の昇平を見ていて、つくづく感じている。
[07/01/25(木) 10:21] 学校 日常 発達障害