昇平てくてく日記2
小学校高学年編
変化の日々
日曜日にIくんの家へ遊びに行き、午後には一緒にプールにも行った昇平。その翌日の学校からの連絡帳に、こんなことが書かれてきた。
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2月5日(月) 記録者:ドウ子
今朝、朝の会で休みの日の話を発表するときに、昇平くんは、Iくんと遊んだことやプールの話をして、最後に「とてもいい一日でした」と結びました。
他の先生方と、「昇平くん、毎日発表していますが、最後にこんな言い方をしたことないですよね」と話しました。
Iくんとは学校でもとても仲良く遊んでいるので、二人とも嬉しいのだと思います。
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やはり、今、昇平は大きく変わってきている。
友だちと関わるのが楽しくなってきた背景には、本人の中の成長があるのだと思う。
いろいろなことがわかるようになり、関連づけて考えられるようになり、自分なりに分析したり判断したり――もちろん、まだまだ力不足だけれど――それなりに、やるようになってきている。
自分の感情や行動をコントロールしようと努力する姿も見られるようになった。
以下に、上の連絡帳の続きをのせてみる。
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(連絡帳の続きから)
今日は学力テスト(国語)でした。ゆめがおかの教室でやりましたが、聞き取りCDもメモを取りながら真剣に聞き、40分間集中してできました。明日は算数ですが、テストの意味もわかってやっているようなので(いつものテストとは違う、ということ)大丈夫だと思います。
※家庭科のエプロンできあがりました。お家で着てもかまいませんが、六年生になると宿泊学習などに使用しますので、持ってこられる状態にはしておいてください。
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月曜日に待ち合わせ場所まで迎えに行ったら、さっそく昇平はこのエプロンを見せてくれた。ちゃんとミシンがけしてあるし、縫い目もまっすぐだ。すごい。さすがはゆめがおかの学級でマンツーマンで指導してもらっているだけある!
「これを着て、今日の夕食作るの手伝うよ!」と宣言した昇平、他にもいろいろと学校で励まされてやる気になっていたようで、帰宅してすぐに宿題を片付け、チャレンジも自主的にやり、夕飯の支度の時には、みそ汁や肉じゃがに入れる野菜を切るのをたくさん手伝ってくれた。
包丁を使う手つきも、本当に上手になって、もう目を離していても何の心配もない。ジャガイモだって、皮をむいただけの状態で、丸ごと渡しても、ちゃんと適当な大きさに切ってくれた。
何でもない日常の一コマ一コマだけれど、それを通じて成長が見えるのは、親として本当に嬉しい。昇平自身も、以前よりできるようになった自分、がんばれるようになった自分を自覚しているらしい。
「ボク、今日はすごかったでしょう?」と得意そうに確認してくる姿が、かわいくもあり、頼もしくもあった。
[07/02/06(火) 24:44] 学校 日常 発達障害