昇平てくてく日記2
小学校高学年編
六年生をがんばる〜連絡帳から〜
新年度になり、ゆめがおか学級も3人の新しいお友だちを迎えた。1年生が2人と、前年度通級していた2年生が1人。その結果、今年度の1組は、4年生のG君、2年生のJ子ちゃん、1年生のK君の3名。2組は6年生の昇平とL子ちゃん、3年生のI君、1年生のN君の4名、という構成になった。
以下は、母とドウ子先生との今年度の連絡帳から。
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4月6日(木) 記録者:母
今年度もよろしくお願いいたします。
春休み中は毎日チャレンジで家庭学習し、ほとんど毎日、夕食作りの手伝いもしてくれました。自転車の練習をしたり、郡山の祖父母宅へ母と泊まりに行ったりもしました。
怪我も病気もなく元気でした。
「いよいよ六年生の勉強が始まる」と、とても張りきっています。
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4月9日(月) 記録者:ドウ子
今日、一年生と初めて会いました。さっそく、L子さん、Iくんと共にお兄さんぶりを発揮し、いろいろ面倒を見てくれました。一つだけ本人にも反省点があり(連絡帳には書かないで、と言われました)、自分でお母さんに報告するそうです。一年生の幼い行動に、時々眉をひそめますが、思ったよりは強い反応を示さず、ほっとしました。
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4月9日(月) 記録者:母
迎えの電話の時に「ぼく、今日悪いことしちゃった。後で話すから」と自分で言い、車に乗ってから、1組の一年生のK君が名前をなかなか覚えてくれないので、「家に帰れ!!」と怒ってしまったのだと教えてくれました。一年生には、もっとゆったり待ってあげなくてはね……と話しました。自己反省がこれからの行動につながっていってくれるといいな、と思います。
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4月10日(火) 記録者:ドウ子
今日は一年生への暴言らしきものはなく、昨日の反省は生きたようです。一年生がいることで、模範的な行動をしなくては、と思うようで、給食の配膳の時には「青菜の茎は食べられない!」などといろいろ言っていたにもかかわらず、私が一年生について給食指導をしている間に、全部食べてしまっていた……など、六年生らしくしよう、という態度が見られています。
一校時目の体育はL子さんと二人で参加しました。(今年度から、西尾先生は9時の出勤です。)一年生の集合写真を撮る際に、ちらっと見かけましたが、全体の中でまったく目立ちませんでした。
今年度は、Iくんも理科、社会などで協力学級へ行くようになり、西尾先生が昇平くんの介助につく授業は少なくなると思いますが、中学校への準備期間としてはちょうどいい時期だと思います。 一年生といると、昇平くんがぐっと大人に見えて、“昇平くんに介助??!”という感じもしています。
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4月10日(火) 記録者:母
給食でがんばって苦手な青菜の茎を食べたこと、明日の準備物等、自分でも母に伝えることができました。
確かに「六年生だ」という自覚は強いようで、宿題や家庭学習の時に、わからない、難しい、とわめいていても、「いや、六年生としてこれは恥ずかしい」と自分で言って立ち直る場面が、毎日一回くらいは見られます。
今日の帰り道、下校中のL子ちゃんとすれ違いました。ちょうど赤信号で停まったところだったので窓を開けてやると、昇平はL子ちゃんに手を振って声をかけ、スーパーで買ったばかりだったポケモンカードを見せました。L子ちゃんは笑顔で「すごいねー!」と答え、「また明日ねー」と手を振ってくれました。昇平も「また明日ね!」と手を振り返し……。ほんの十数秒のやりとりでしたが、見ていて、とてもほほえましかったです。
[07/04/11(水) 04:56] 学校 発達障害