昇平てくてく日記2
小学校高学年編
宿泊学習補足〜ドウ子先生の連絡帳から
9月4日(火) 記録者:ドウ子
宿泊学習も終え、またいつもの生活に戻りました。
宿泊学習では、私がぴったり付いていては周りの子も「昇平くんには先生がいるから……」と考えるようになって対等な気持ちが持てませんし、昇平くんも「先生〜」と頼るだろうと、あえて離れて遠くで見ているようにしました。
昇平くんには「同じ部屋の人と同じく動く」 班で歩くときには「M子ちゃんの後!」とだけ何度も言いました。すると、みんなが集合時間になり部屋からぞろぞろ出てくると昇平くんも出てくる、食事の列に並ぶと昇平くんも並んでいる、皆が風呂に向かえば昇平くんも風呂に行く……という行動が見られるようになり、「夜、なぜ山道を歩く必要があるのか!?」と言っていたナイトハイクの班の列にも、気づけば並んで山の中に入っていっていました。(母のコメント:「夜、なぜ山道を……」と言っていたのは、夜道を歩くのが不安だったからに違いない。夜になる頃には、「みんなと一緒なら大丈夫!」と思えるようになっていたんだろうな)
朝、夜尿用紙パンツを履き替えるのに私を捜したのは、6時起床にもかかわらず、どのロッヂでも5時頃から起きて着替えが始まったため、私がロッヂに行くより先に、荷物を持って私を捜し始めたからです。自分から進んで周りと同じく身支度しようとした結果で、「先生がいない!!」という感じではありませんでした。(母のコメント:おー、やっぱり偉かったのね!)
荷物の整理など、本人に難しいことは手伝いましたが、それ以外はあえて近づかず……と思っていました。困っていたら手を出そうかと思いましたが、私が行かないと周りの班の子が手伝ってくれるので、“思ったとおり!!”と内心喜んでいました。
というわけで、教室にいるより「自分のことは自分でやる昇平くん」「先生に聞かずに何とかする昇平くん」になっていました。教室は近くにいすぎるのが良いのか悪いのか……。(母のコメント:同感です。家の中でも母がいつもそばにいるのが良いのか悪いのか)
今日は、とても落ち着いていて、特記事項なしでした。本当に成長してしまったのかもしれませんね。
[07/09/04(火) 17:14] 学校 発達障害