1月(5)〜かなり落ちつく
1月28日(月)
先週の日記の最後に載せたけれど、朝起きたときにとてもぼーっとしていて眠そうだった。日曜日の昼食後の薬(ベタナミン&セレネース)を飲ませ忘れたので、不注意状態が強かったらしい。朝、昼と飲んだら、学校から帰ってくる頃にはしゃんとした顔になっていた。
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1月29日(火)
昇平の将来の夢は「漫画家」。先日創刊したばかりの「まんがの達人」という雑誌を買い、それを見ながら一生懸命デッサンの練習をしている。時々「ベタって何を使うの?」「スクリーントーンがなくなったらどうするの?」果ては「定規のインクエッジってどこのこと?」。……それに即座に答えられてしまう自分が怖いかも。昔々、私もいたずらで漫画を描いていた時期があったからねぇ。(笑)
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1月30日(水)
昨日鉛筆で下書きした女の子のイラストに、今日は一生懸命ペン入れをしていた。上がその作品。初めてにしては、丁寧に描けている。自分でも満足のいく出来だったようで、「明日みんなにあげるんだ」と言って、ファックスを使って何枚もコピーしていた。
リタリンからベタナミンに変わったけれど、効いている間の状態はリタリンの時とほぼ同じ。ほんの少しだけれど、ベタナミンのほうが集中度が高いような気さえする。漫画の練習も、今までになく集中・持続してやっているし。
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1月31日(木)
受診日。ベタナミンでも安定していること、夕方になると落ちつきがなくなってひとりごとがとても多くなること(薬が切れるので。リタリンの時と同じ)、さらに飲ませ忘れた翌日は不注意がひどくなることを報告。今の処方量で良い効果が出ているようなので、このまましばらく続けることになった。でも、「良かったですね」と主治医が喜んでいたところを見ると、人によっては、やはりこれでは思うような効果が得られないこともあるのだと思う。
次回の受診日には、肝機能を調べるための血液検査をする。
学校で、昨日のイラストをドウ子先生にラミネート加工のしおりにしてもらって、大喜びの昇平だった。
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2月1日(金)
長男、私大受験のために仙台市へ。家の中で長男の大学の話題が出ることが増えたので、昇平もようやく「兄ちゃんはもうすぐ大学生になって家を出るらしい」というのがイメージできてきた様子。「兄ちゃんが大学生になったらもう会えないの?」「兄ちゃんは一人でどうなるの?」と心配するようになったので、それに一つ一つ丁寧に説明をしている。たぶん、そういう兄ちゃんの姿が、昇平自身のこれからの未来像にとても参考になっているのだろうと思う。例え、同じような進路はたどらなくても、きっと。
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2月2日(土)
今日もまたイラストを仕上げていた。今回はホワイトにも挑戦。まあ、現実問題、昇平が漫画家になるのはまず無理だろうけれど、そうやって一生懸命何かに取り組むことは、決して無駄にはならないだろうと思う。
午後からは歯列矯正の定期検診へ。待ち時間が長くて退屈していたけれど、それでもおとなしく診察を受けていた。
兄ちゃんは私大受験の二日目。疲れた様子で帰宅してきて、気晴らしに久しぶりに昇平とゲームをしていた。
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2月3日(日)
先週は私が町内会の行事で家にいなかったので、昇平のリクエストで外出。福島駅の駅ビルで遊んできた。私と旦那は早々にファーストフード店に移動していたけれど、昇平は一人でゲーセンで遊んで、ちゃんと待ち合わせの場所にやってきた。もう全然心配ないね。
午後からは散髪へ。こちらも、首筋を剃るときだけくすぐったがって笑って危なかったけれど、それ以外は静かにやってもらっていた。二人がかり、三人がかりで押さえてもらって、やっとやってもらっていた最初の頃から比べると、本当にものすごい進歩。今までは散髪が終わってから「お菓子袋」をもらっていたけれど、もうじき中学生と言うことで、「はい、お駄賃」と100円をもらって、とても嬉しそうに「ありがとうございます!」と言っていた。今までより少し大人扱いされるようになったことも嬉しかったのかもしれない。
例の農薬入り餃子の事件を家族が話しているのを聞いて関心を持ったようで、ネットニュースでタイトルを見ては、「中国と仲が悪くなって戦争が起きるんじゃない?」と心配した。そんなことにはならないよ、と話すと「どうして」。一般的な社会に対しても以前より関心が出てきている。
学校ではやっぱり友だちと若干トラブルがあって、学校でも家でも指導を繰り返しているけれど、全体としてはかなり落ちついていた週だったと思う。
[08/02/04(月) 05:33] 作品 学校 日常 療育・知識 発達障害