「がんばりま〜すｗｗｗ」

　ご無沙汰しておりました。
　間が１０日ほどあいてしまいましたが、誰も風邪やインフルエンザにダウンすることもなく元気でいました。
　日記を更新しなかったのは、ひとえに、最近始めたバーチャルワールド（架空世界）のオンラインゲームにはまっているせいです……私が。（笑）
　ま、その話は置いておいて、最近の昇平の様子を。

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　学校でかんしゃくやパニックを起こすことが増え、乱暴な言動も目立ってきていた昇平。自分でも後から反省することは多いのに、その場ではどうしても自分を抑えられなくて、つらく思っているようだったので、主治医に相談して薬の調整をしてもらってから３週間が過ぎた。
　家庭や学校での様子を見てみると、そういうことがまったく起こらなくなる、というわけではないけれど、全体的に、かんしゃくのレベルがトーンダウンしたように感じている。
　今までなら間違いなく激怒して机をバンバン叩いていたような場面に、大声で怒鳴るだけになったり、大声で怒っていたような場面に文句を言うだけになったり。怒ってしまったときにも、そこから立ち直るまでの時間が短くなっている気がする。

　木曜日には町内小中学校の特別支援学級のクリスマス交流会があったのだが、連絡帳を通じて担任からこんな報告があった。


「交流会場の小学校に向かう途中で、○くんと□さんとの関わりが原因で昇平くんがパニックになってしまいました。しかし、その後、立ち直り、クリスマス会では中学生らしい行動をとることができました。また、自分から○くんに謝るなど、自己決定による行動ができました。成長がうかがえます。」


　昇平からも直接話を聞いたけれど、行く途中で○くんが「交流会に行きたくない」と言いだし、そこから別の子と騒ぎになり、それを見て昇平も怒り出して○くんを罵ってしまったということらしい。相変わらずのパターンではあるけれど、岩沢先生の報告にもあるとおり、そこから立ち直ったのは立派だし、自分から謝れたのも本当にえらいと思う。

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　家でもやっぱり時々爆発することはある。パニックの最中は興奮してひどいことばも言ってしまうけれど、その後、冷静になると「俺はダメな奴だ」「俺なんかいないほうがいいんだ」と言い出す。昇平も中学１年生。自己評価が下がってしまわないように、本気でそのセルフエスティームを支えなくてはならない時期に来ている。
　だから、そのたびに私も言う。「反省したら、後はいつまでもくよくよしない。やってしまったことは、いくら考えても変わらないんだから。そうじゃなくて、変えられる明日からのことを考えなさい。明日、少しでも今日より良くなれば、それでいいんだからね」。
　怒りそのものの場面がトーンダウンして、怒る回数が減ったり、怒り方がマイルドになったり、立ち直るまでの時間が短くなってきているのは、本当にいいことだと思っている。本人のセルフエスティームを守ってくれている。

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　昨日は学校で冬休みの計画表を作ってきた。
　一日の生活リズムを見てみると、勉強時間は学校の目標時間の半分しか設定してないけれど、これまでの休日の過ごし方を元に、ちゃんと現実的なスケジュールを立てていた。これならちゃんと守れそうだ。
　目標の欄には、こんなことが書いてあった。


学習：　宿題を全部終わらせる。
生活：　イライラしない。
部活：　（顧問の先生の）言うことを聞く。


　それに対して赤ペンで岩沢先生のコメントも書き込まれていた。
「すばらしい目標です。冬休みに限らず、学校・家の中でも、いつもできるように心がけましょう。」

　本当に、現実的で適切な目標を立てたなぁ、と私も思う。今、自分が「何を」一番がんばらなくちゃならないか、自分でよくわかっている。いつの間にか、自分でこんなことも考えられるようになっていたんだね。
　たとえ今はまだ自分を抑えきれなくても、自分にできそうなことで改善をめざせば、その成果はきっとついてくるだろう。

　計画表の空いているスペースには、大きな文字でこんな昇平のことばも書いてあった。

「がんばりま〜すｗｗｗ」

　うん、がんばれ、昇平。
　その姿、お母さんもお父さんも先生たちも、みんなで見守っていてあげるからね。

[08/12/13(土) 14:39]