昇平てくてく日記3
中学校編
順調です
大変ご無沙汰しています。久しぶりのてくてく日記です。
昇平はとても順調です。
中身が大人になってきた、と言うのでしょうか。自分で自分をコントロールしよう、という気持ちがとても強くなってきて、いろいろな場面で自分を振り返っては、考えながら行動するようになってきました。
友だちとのトラブルも激減しました。まだたまには怒ったり喧嘩したりすることはあるようですが、すぐに反省して仲直りします。集中力も伸びてきたようで、担任にも家庭教師にも「勉強に取り組む時間が延びてきている」と報告がありました。太りすぎないように運動をするんだ、と言って、休みの日には散歩にでかけたりもします。
そして、なにより大きな変化は、小さなトラブルやミスがあったときに「ぼくはダメなヤツだ」「全然成長していない」と一瞬は落ち込むものの、すぐに「いや、そんなことを言っていちゃだめだ」「ぼくだって本当は成長しているよね」と言って、そこから巻き返しを始めるようになったこと。以前はそれを親など周囲の人間が言ってあげなくてはならなかったのに、今は自分で自分に言って立ち直るようになっています。たくましくなってきたなぁ、と思います。
先週の木曜日には卒業式の予行練習があって、午前中2校時、午後2校時、計4校時分の長時間に渡ったのですが、それにもしっかり参加できたそうです。本当に、今年の1学期の混乱ぶりが嘘のようです。
先日は親の会を通じて障害者の意識を調査するアンケートが来たので、昇平自身に答えてもらったのですが、あれもできない、これも難しい、と生活の困難を語る中で、たったひとつ「自分はやればできる人間だと感じますか?」という質問にだけは、「そう思う」とポジティブな回答をしてくれました。
自分はやればできる――セルフエスティームが高い状態で保たれているのでしょう。それが、いろいろな場面での頑張りや努力につながっているのだと思います。
昇平も4月からはいよいよ中学3年生です。このてくてく日記も、中学卒業までを一区切りにしようと考えているので、あと1年間です。高校生になるために、そして、その後の進路や就職というものを目ざして、いろいろ実際に行動したり準備したりする1年になるのだろうと思っています。
相変わらず気まぐれな更新になるとは思いますが、あともう少し、私たち親子を見守っていただければ幸いです。
[10/03/08(月) 11:09] 家庭