昇平てくてく日記3
中学校編
家庭教師の先生と
午前中、昇平の家庭教師の先生がいらした。今年度になって三十代の女性の先生になったのだけれど、とても熱意のある良い先生で、大当たり。そろそろ一年になるのだけれど、毎回、計算が速い、図形のが判断がすばらしい、などと良いところを誉めてもらえるし、大好きなポケモンの話も休み時間にできるので、昇平も喜んで熱心に勉強している。
指導後はいつも、30分〜1時間程度、先生と私で面談をする。最初のうちこそ昇平の話をしているけれど、後半はいつも先生が気になっている他のお子さんの話題。発達障害の傾向がある子は、どうしても個別指導が必要になる場合が多いから、家庭教師を頼むことが多い。診断のあるなしに関わらず、発達障害の視点で見ると合点のいくケース、指導のヒントが得られるケースが多いから、私の経験談がすごく参考になるらしい。親として昇平を育ててきたやり方が、とても参考になる、と言われる。
今日も先生は「昇平くんが来年高校に入ってカテキョが終わっても、時々、昇平くんのお母さんのところに相談に来ようかしら」と冗談を言いながら、笑って帰っていった。
実際には、私は親としての自分の経験談を話しているだけで、そこから指導のヒントを得ているのは先生なのだけれど、話を聞いてくれる人がいる、というのが、明日の指導の力になるのかもしれないな、と思った。先生だって、一人きりでがんばり続けるのは大変だろうから。
なお、先生もプロなので、気になるお子さんの相談をすると言っても、その個人情報などは絶対に洩らしていません。最近このあたりのチェックが全般的に厳しくなっているようなので、念のために付け足しです。
[10/03/14(日) 16:27] 家庭