昇平てくてく日記3

中学校編

「自閉症とセクシャリティに焦点をあてた家族プログラム」受講レポート

 久しぶりで、しましま島の男の子に、大きなコンテンツを追加しました。
 常連のプーミンママさんによる、 「自閉症とセクシャリティに焦点をあてた家族プログラム」受講レポートです。

 http://asakuratown.sets.ne.jp/archive/sexuality-prgrm/index.html


 発達障害を持つ子どもたちも、成長に連れて思春期を迎え、自分の「性」と向き合うようになります。その時に、家族はどう対応し、教え支援していくべきか。その課題に自信をもって対応できる家族は少ないのではないかと思います。
 かく言う私もそうでした。昇平が中学生になり、アダルトサイトやコンビニの成人書籍コーナーに関心を示すようになった時に、いったいどう対応し、何をどう教えたらいいのだろう? と非常にとまどいました。答えが見つからなくて、『とーます!』の学習会で顧問の中田洋二郎先生に不安と疑問をぶつけて、「朝倉さんでもこの問題にはこんなにおろおろするんですね」と先生や会の仲間たちに驚かれたり。……でも、本当に、どうしたらいいのかわからなかったのです。
 その時に先生からいただいたアドバイスを頼りに、手探りで昇平の思春期や性の問題と向き合っていますが、「これについて、ちゃんとしたやり方がわかっていれば、親子共々、もっと楽に思春期に向き合い、子どもの成長を純粋に喜んであげられるのに」と感じてきました。
 そこへ、プーミンママさんから、セクシャリティ(広義の性・性教育)について新しく開発されたプログラムを受講してきた、という話を聞き、ぜひに、とお願いして、レポートを寄稿していただきました。

 寄せられたレポートは私が想像していたものよりはるかに力作で、しかも、プログラムを開発した先生から、レポート公開の許可も取り付けてありました。これは……! ということで、私のほうでも久々にかなり力を入れてページ化して、公開の運びとなりました。


 このプログラムを開発されたのは、精神保健福祉士取得の社会人で、発達障害を持つ子どもたちに関わる診療所で働きながら、大学院の博士課程にも在籍されている先生です。
 プログラムは、子どもを理解し、信頼関係をまず結ぶことから始まっていて、そのことにも共感と安心を覚えます。性は生。人として生きることそのもの。それを発達障害を持つ子にどう教えていけばいいか。どう支援していけばいいのか。それを考え学ぶための大きなきっかけになる内容だと感じます。

 今思春期と向き合っているお子さんのご家族に、これから思春期を迎えるお子さんを持つご家族に、そして、そんな子どもたちと家族を支援する専門家の方々に、ぜひ読んでいただきたいレポートです。

「自閉症とセクシャリティに焦点をあてた家族プログラム」 受講レポート
 http://asakuratown.sets.ne.jp/archive/sexuality-prgrm/index.html

[10/05/30(日) 17:04] 薬・療育

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