〔51〕再びダウンする
４月２日(月) 昨夜、寝るときまで何でもなかったのに、朝起きたら気分が悪くて、朝食の支度をした後はもう起きられなくなってしまった。旦那の送迎を義母に頼んで布団に入ったが、吐き気と腹痛。熱も３７．９度まで上がったが、気持ちが悪くて水もほとんど飲めなくて、ただただ寝ているしかなかった。
昇平はフリースクールへ。母がまたダウンしても落ち着いて過ごし、夜には「こんなものを書いたよ」と
「心の詩」 というものを見せてくれた。大人になったなぁ、と思った。
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４月３日(火) やっと自分で歩けるようになったので、義母に車で送ってもらって病院へ行った。血液検査の結果、感染症や胆嚢炎などは見つからず、診断名は「急性胃腸炎」。点滴をしてもらったが、特に薬は処方されなかった。自然に治るのを待つしかないらしい。
昇平はフリースクールが休み。旦那も仕事を休んで家にいてくれた。昇平は、私の食事や飲み物を運んでくれたり、頼んだものをコンビニまで買いに行ってくれたり、といろいろ助けてくれた。気をきかせて、私がダウンしていることを星空掲示板に書き込んだりもしてくれていて、とても嬉しかった。
夜になって東北地方を爆弾低気圧が通過。台風のときでも経験したことがないような暴風が一晩中吹き荒れ、地震で傷んだ家がどうにかなるのではないかと心配してしまった。
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４月４日(水) なんとかお粥などが食べられるようになったが、まだ布団から起き出せない。日中の熱は３７．５度程度。
暴風は日本各地に大きな被害を及ぼした。このあたりでもビニールハウスがぼろぼろになったり、乗用車が横転したりしたらしい。我が家でも、二階のベランダに置いてあったエアコンの室外機が、ベランダの端まで押しやられていた。こんなにものすごい風は、本当に生まれて初めてだった。
日中、まだ強風は吹き続けていたが、旦那は仕事があるので、義母の送迎で職場へ。
昇平は高校の今年度の受講科目を決めるプランニングの日だったが、風のために電車が運休になってしまったので、学校に行けなかった。私が寝込んでいるので、一緒になってふさぎ込んで、朝のうちは私の横で布団に潜っていたが、話をした後は、勉強をしたり散歩に行ったりと気持ちを前向きに切り替えていた。
まだネットをする元気はなかったけれど、気になるのでパソコンを枕元にもってきてチェックをしたら、重要なメールが２通も来ていた。あわてて返事や連絡のメールを数通書いて発送した。
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４月５日(木) ようやく服を着て起きることができた。
旦那は義母の送迎で仕事へ。昇平は、昨日の分のプランニングをしに高校へ行き、終了後、自分でお弁当を買ってフリースクールへ行った。彼は通信制の高校を４年で卒業する予定なので、今年は去年よりぐっと教科数を減らして受講することにした。教科の内容も去年より難しくなるので、これでちょうどよいだろうと思う。
夜１１時頃、長男が帰省。本当は金曜日から一泊で大学卒業祝いの温泉旅行に行くはずだったのに、私の病気で延期。兄ちゃん、ごめんね。帰宅が遅かったので、私は寝てしまっていて、兄ちゃんの顔を見たのは翌朝になってからだった。
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４月６日(金) 今日から台所に立って食事の支度ができるようになった。旦那の送迎も再開する。ただ、まだ長時間は起きていられないので、日中休みながら行動していた。
兄ちゃんは運転免許の試験を受けに、免許センターへ。勉強をあまりしていなかった、と不安そうだったが、みごと一発合格。夜はお寿司でお祝いをした。(私はお粥とマグロのたたき）旅行は延期になってしまったけれど、その代わり、じいちゃん婆ちゃんも含めた家族全員で兄ちゃんの卒業や合格を祝えたのだから、これはこれで良かったのかもしれない。
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４月７日(土) 旦那の病院の日。だいぶ骨がついてきたので、一週間後にギプスが外せる見通しになった。思ったより重症だったということらしい。旦那はずっと仕事を気にしていたが、見通しがたって、少し安心したようだった。
私はだいぶ元気になったが、食事はまだお粥。消化の良いものを食べて、少しずつ胃腸を回復させている。
兄ちゃんは今日は仙台へ電車で遊びに行った。昇平が「ぼくも一緒に行きたい！」と言ったが、兄ちゃんと私に却下されたので、「それじゃぼくは福島に遊びに行ってくる」と一人で福島駅へ出かけた。携帯にダウンロードしたクーポンでハンバーガーを食べ、気に入った本を書店で見つけ、とても元気に帰宅した。兄ちゃんも仙台の一人歩きを楽しんできたらしい。
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４月８日(日) 兄ちゃんがアパートへ戻るので、四人で昼食を食べに行った。店内は客でいっぱいだったが、昇平は小さな子が騒いでいても、もうまったく動じない。待たされても全然平気。本当に大人になったなぁ、と改めて思った。
兄ちゃんのほうは、免許を取ったので、車の運転に興味津々。今回は任意保険の変更が間に合わなかったので、次に来たときに私の車を運転させる約束をした。
短い期間だったけれど、兄ちゃんが帰省してくれて、本当に楽しかった。次は、もっと私自身が元気でありたいなぁ。
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[12/04/09(月) 08:01] てくてく日記