てくてく日記・１４０「不安を克服するために」

フリースクールでクリスマスケーキを食べた（12月24日撮影）

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１２／１６（月）〜１２／２２（日）

月：フリースクール
火：フリースクール
水：スクーリング（日本史）→フリースクール
木：スクーリング（校長講話）→フリースクール
金：スクーリング（家庭看護）
土：休養日
日：休養日

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　水曜日に日本史の授業で第二次世界大戦の日本のあたりを習ってから、「現代の日本って幸せなんだな、と思った」と言うようになった。テレビや雑誌などではさかんに現代をダメだと言うけれど、本当はダメってわけではなく、豊かで平和で幸せなんじゃないか、と。
　その通りだとお母さんも思うよ、という話をして、しばらくは元気でいたのだけれど、そうやって学んだことを自分のものにしていくのに手間と時間がかかる人なので、いつの間にかまた元の不安や心配が戻ってきて、くよくよが始まった。それでも、薄い紙を積み重ねていくように、少しずつ少しずつ認識が変わっていくから、気持ちの浮き沈みの振幅は小さくなっていく。昇平自身がそんな自分の特徴を自覚していて、「いつか自分で納得できるといいな……いや、いつかきっと完全に自分のものにしてみせるよ」と言っている。

　とはいえ、彼の不安の根っこには、自分が社会でうまくやっていけるかどうかへの心配があるから、やっぱり「大丈夫、自分はやっていける」という経験と実感が必要なんだろうと思う。いくら周囲が「大丈夫だよ」と言ったって、本当に大丈夫かどうかは、やってみなければわからないわけだから。

　人と違っていても、自分に合った環境で自分にできることをして社会に参加したい、と言っている昇平だから、きっとその道を見つけていけると思う。
　イメージトレーニング。そう信じていれば、きっとその日が本当にやってくるはず。


(2013.12.24記）

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※現在パソコン不調のため、更新休止中。


[13/12/24(火) 23:36] てくてく日記