昇平てくてく日記4

高校編

てくてく日記・194「入院と手術」

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病室の窓から見えていた夜景
家々の優しい光に毎晩なごんでいました

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3/23(月)〜3/29(日)

月:医大付属病院に入院、母は泊まり込みで付き添い
火:入院2日目、手術前説明、夕方から絶食
水:入院3日目、11:00〜14:00毛巣洞摘出手術
木:入院4日目、夜微熱
金:入院5日目
土:入院6日目、TさんYくんと一緒に見舞いに来てくれる
日:入院7日目

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3/30(月)〜4/5(日)

月:入院8日目、主治医から退院の話が出る、夜になって下痢
火:入院9日目、
水:入院10日目、私の介助でシャワー入浴
木:入院11日目
金:入院12日目
土:父の迎えで退院
日:自宅療養

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 以前の日記にも書いた通り、昇平は「毛巣洞(もうそうどう)」という病気の治療のために医大付属病院に入院して、水曜日に手術を受けた。

 まずは、こちらが強く希望した通り個室にしてもらえたし、泊まり込みで私が付き添うことも許可してもらえたので一安心。
 昇平は全身麻酔をすることがとにかく不安でいたのだけれど、手術室に入って麻酔が効くまでは私が一緒にいて良いことになったので、そちらも問題なくクリアできた。昇平が麻酔で眠るまで「大丈夫だよ」と声をかけ続けていたら、後で看護師さんから「お母さん、冷静でしたね」と誉めてもらってしまった。
 麻酔から覚めるときに混乱して暴れる患者さんもいるようで、病院としてはそれも心配していたのだが、目覚める過程は何も問題なかったらしい。手術が終わったと知らせをもらってまた手術室に行ったら、昇平はもう目を覚ましていて、「もう終わったの?」と不思議そうにしていた。

 その後、ドクターから手術の内容の説明を受け、「こういうのは見ても平気ですか?」と確認された上で切り取った組織も見せてもらったけれど、長さ3センチ×幅と厚みが2センチくらいと、やはり見た目よりずっと大きなものだった。
 また同じ症状を起こさないように、皮膚を横から引っ張ってきて傷をふさぐ、Z形成法というやり方の手術だったようで、傷跡はお尻にジグザグに残っている。

 術後に37.8℃くらいの熱は出たけれど、痛みはさほど強くなくて、翌日には点滴も終わって経過は順調。
 ただ、傷が完全にくっつくまでは、傷が開かないように「座る」と「腰を曲げる」にドクターストップがかかっているので、こちらのほうが大変だった。ご飯は立って食べるし、トイレの大も便座に座れないから、中腰の姿勢で用を足さなくてはならないし。2週目にはシャワー入浴もOKになったけれど、かがめないので腰から下を洗ったり着替えたりすることができない。いろんな行動に手助けが必要なので、結局私は入院中一度も家に帰ることなく、ずっと昇平に付き添っていた。
 私としても、ただ付き添いをしていると退屈なので、院内のコンビニで買った食材を使って、カフェ飯風の「付き添い飯」の写真を、ひとりごとブログのほうにアップしていた。

 本来なら木曜日あたりに退院できたのだが、寝た格好で車に乗らなくてはいけないので、旦那が休みを取れる土曜日を待って、旦那の大きな車で退院となった。
 折しも桜の咲き始め。昇平は車の荷台でうつぶせになっていたから「桜はわからなかった」と言ったけれど、私は咲き始めた春の花を愛でながら、「やれやれ、無事に終わった」と安心しながら家に戻った。

 この後は、来週の金曜日に外来で抜糸をすると、その後は座ることができるようになるらしい。それまでは家でもベッドでうつぶせ寝の自宅療養だけれど、ベッドの横にテレビやゲーム機を置いて、まんざらでもない生活でいるらしい。

(2015.4.5記)

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☆昇平のブログ→ 「826番ココログ」
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[15/04/06(月) 16:54] てくてく日記

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