料理の「さしすせそ」。
聞いたことのある人も多いでしょう。調味料を入れるときの順番です。
煮物などに味をつけるときは、中までしみこませる必要があるので、
まず、砂糖や酒を一番先に入れ（これが「さ」）、次に塩（「し」）、
酢（「す」）、しょうゆ（「せ」昔しょうゆは「せうゆ」と書いたから）、
最後が、熱で香りの飛びやすいみそ（「そ」）となります。

塩を加えると食品の分子が引き締まって、甘みが中に入りにくくなるので、
砂糖を先に入れるのです。みりんも、砂糖と同様の扱いで。
ただし、調味料を一通り入れてから、味が足りないなぁ、
ってんで砂糖やしょうゆを足すのは大丈夫です。

また、同じ煮るものでも、煮魚などは、初めから砂糖や酒、
しょうゆを合わせておいて、そこに魚を入れて煮始めて大丈夫です。
ただし、先の煮魚の時にも書いたけど、その時には、
必ず調味料の沸騰したところに魚を入れて下さいね。これも、コツ。