キッチン星空ほっとレシピ

カッパ焼き(黒砂糖入り焼き菓子)


これは、料理漫画「クッキング・パパ」に紹介されていた、口之永良部島(くちのえらぶじま)に伝わるお菓子です。
とても素朴で、懐かしい味のお菓子。
そうですね・・・ちょうど、黒砂糖入りの堅めのホットケーキ、という感じでしょうか。
昔懐かしい駄菓子に、「黒パン」とか呼ばれるのがありますが、それに近いお菓子です。
年配の人にはもちろん、若い人にも珍しがられるかもしれません。
お茶うけに、いかがですか?


▽材料 (1枚分)
黒砂糖 (粉の状態で)1カップ弱
小麦粉(薄力粉) 1カップ
重曹(ふくらし粉) 小さじ1/2程度
卵 1個
水 大さじ1〜3

▽作り方
1.まず、黒砂糖の塊を粉にする。手で崩せるときには、手で、
  それがダメなときには包丁で端から薄く切るようにしてから、
  手でサラサラの粉状にする。
  もし、堅くなりすぎて包丁も歯が立たないときには、
  厚めのビニール袋に入れて、上からハンマーでたたいて砕くと良い。
2.1.の黒砂糖、小麦粉、重曹を混ぜ合わせる。
3.2.に卵を割り入れて混ぜ、様子を見ながら水を加えていく。
  泡立て器で混ぜていって、タネがリボン状に落ちるくらいの堅さが目安。
  水の量は卵の大きさで変わるので、適当に増減してください。
4.薄くサラダ油を引いて熱したフライパンに3.を流し込み、ふたをして、
  ごくごく弱い火で焼く。片面6、7分、裏返して3分くらいが目安。
  ただし、これもその時の加減で時間は変わります。
  タネがフライパンからはがせるようになったら、ひっくり返し、
  裏を乾かす程度に焼く感じ。
5.焼き上がった4.を適当に切り分ける。
  温かいうちでも冷めてからでもおいしいですよ。(^^)

* 焼くときには、ごくごく弱火で。でないと、砂糖が焦げます。

* 本来のレシピは、この倍量で作ります。
そうすると、ちょうどフライパン1枚分になりますが、それでは多すぎるので、半分に減らしました。
大人数用に作りたいときには、卵は1個のままで、他の材料を2倍にして下さい。

しっかり甘いお菓子なので、渋いお茶と漬け物を添えるとgood!
カロリーや甘さを控えたい人は、黒砂糖の量を減らしてね。

[99/10/02(土) 00:10] 朝倉玲 おやつ・デザート類

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