キッチン星空ほっとレシピ

英国風スコーン

▽材料
薄力粉 200g
ベーキングパウダー 大さじ1
砂糖 小さじ1
普通のバター(注) 100g
牛乳(つや出し用) 120cc
強力粉・ジャム・クリーム 各適宜

(注)
お菓子の本には無塩バターとありますが、林望先生は絶対に普通のバターを使うべきとおっしゃっています。
それに普通のバターの方が安いので経済的です。(^^)

▽作り方
1.ボールに小麦粉、ベーキングパウダー、砂糖を入れてざっと混ぜる。
  丁寧にするなら、粉ふるいでふるってもよい。
2.1.にバターを入れ、スケッパーなどで切りながら粉と混ぜ合わせる。
豆粒くらいになったら指でバターをつぶしながら粉に混ぜ込む。
  さらさらになるのが理想。
  指の力が強い方がいいそうなので、使える人は男の人に頼もう。(笑)
3.牛乳を加えて混ぜ合わせる。
4.ひとまとまりになったら、
  折りたたむようにして2つ折にしたら90°回転させてまた2つに折りたたむ。
  生地がなめらかになるまで、数回繰り返す。
5.まとめてラップに包み冷蔵庫にいれて30分くらい置く。
  時間がないなら省いてもよい。
6.打ち粉(強力粉)をした台の上に載せ、2cmくらいの厚さにのばす。
  めん棒でもよいし、面倒ならたたいてのばしても大丈夫。
7.直径6cmくらいの丸い抜き型かコップを準備し、ふちに粉をつけ、生地を抜く。
8.粉をつけながら繰り返す。抜いた後の生地もひとまとめにし再びのばして型を抜く。
9.天板にオーブンシートを敷き、間隔をあけて並べる。表面に牛乳を刷毛で塗る。
10.220℃に温めたオーブンに入れ温度を200℃に下げて、
  表面に色が付くまで20分〜25分焼く。
  側面がオオカミの口のようにクワァッーっとギザギザにあけば成功です。

* 英国風こだわり食べ方 *

用意するのはジャムとクリームです。
やっぱりイチゴのジャムが一番合いますが、その他のでも良いと思います。
クリームは本来はクロテッドクリームという、乳脂肪分が生クリームよりも高いクリームがよいのですが、日本では手に入りにくいので、ホイップクリームや乳脂肪の生クリームにバターを加えたもの、雪印のスノウブラン(フレッシュタイプのチーズです。マスカルポーネとクワルクがあります)などが代わりになります。
横に二つに割ってジャムとクリームをのせて食べます。飲み物はやはり紅茶ですね。

* 西南の独り言 *

スコーンは、本によってバターの量がかなり違います。いろいろやってみましたが、私にはこの量が一番良いようです。
人によってはもう少しバターを少なくできるかもしれません。(現に、「キッチン・ママ」で既に紹介されている、たまママさんの『びっくりスコーン』ではバターが50gになっています。 編集人談)
ちなみに林望先生のレシピは40gでした。

林望先生というのは「イギリスは愉快だ」「イギリスはおいしい」などのエッセイを書いておられる方です。
イギリスの食べ物や生活、考え方などが大変おもしろく紹介されています。
「ショートブレット」というスコットランドのクッキーのようなお菓子の作り方は「ホルムヘッドの謎」に出ています。これも素朴でおいしいですよ。

[00/05/12(金) 00:01] 西南 おやつ・デザート類

[リスト][もどる][すすむ]