昇平てくてく日記2
小学校高学年編
書き初め展
昇平が書き初め展で金賞の賞状をもらって帰ってきた。夏の七夕展に引き続き、二度目の受賞。前回は「もしかしたらまぐれでは?」と思ったのだけれど、続けての受賞で、どうやら昇平の実力らしい、とわかった。
以下は、連絡帳のやりとりから。
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3月5日(日) 記録者:母
書き初め展の金賞、すごいですね! 七夕展がまぐれじゃなかったのだなー、と思いました。
祖父がことのほか大喜びで、あまり何度も何度も誉めるので、昇平が照れて「もういいよー」と言うほどでした。夏の金賞の賞状も見せていたのですが、祖父は「七夕展」を書写展とは思っていなかったようです。
上の子も小学校時代に金賞を取ったことがあったのを祖母が思い出して、後から祖父に話して聞かせたところ、祖父は金ピカの額を二つ買ってきて、兄のと昇平のと、二枚の賞状を入れて、茶の間に並べて飾りました。
”そこまでするほどの賞でもないんだけどなー” とは思うものの、孫たちの受賞を喜んでもらえるのは嬉しいので、余計なことは言わずにいます。(笑)
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3月6日(月) 記録者:ドウ子
金賞の兄弟の賞状!! おじいさんがとても喜んで下さったこと、私もとても嬉しいです。そして、七夕展も書き初めも、しっかり練習して出品して良かった……と心から思いました。
余談ですが、我が家の二人の息子たちは、小学校時代、書き初めと言えば学校に持っていく二枚だけを書き、当然銀賞で、親(私)も銀賞の比率がわかっていて、どうせ金賞にならないんだからどうだっていいや、と思い、もらってきた賞状は大事にもせず……最悪でした。
それに比べ、昇平くんの賞状は、どのお家に行った賞状よりも輝いているのではないでしょうか。
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ちなみに、母である私は、子どもの頃から書写が本当に苦手だった。子どもたちに指導することはおろか、アドバイスすることさえできない。もちろん、子どもたちも書道教室に通っているわけではない。
お兄ちゃんはともかく、昇平は集中力や注意力に問題があるので、書写のようなものは、どうしても困難が大きい。そんな彼を集中させて、気合いの入った字を書かせてくれたのだから、ドウ子先生こそすごい! と私は思ってしまった。
おかげで、じいちゃんの昇平への評価が数ポイント上がったような気がする。昇平の方も、高学年を前にして、またちょっとセルフエスティームが上がった気配。とても良いタイミングだったと思う。
――ドウ子先生、本当にありがとうございました。
[06/03/08(水) 08:47] 学校 発達障害