昇平てくてく日記2
小学校高学年編
散らかる!
春休みになった。
昇平は3月いっぱいは毎日学童だけれど、それでも、家にいる時間は確実に長くなる。
そして、それと比例して起こる現象が、「部屋のゴミ箱化」・・・。
今、昇平が座るパソコンデスクの周りを見ても、食べたおやつのチョコの包み紙、ガムの包み紙、おもちゃ、ビー玉、ボンド、ゲームソフト、えんぴつ、消しゴム、石ころ、何かのゲームを分解して取りだした基盤、何故か洗濯した後のランニングなんてものまで散乱している。
なんでこうなるんだろう〜? これでも、つい昨日、掃除機をかけたばかりなのに。
隣の部屋は、部屋の周囲が「ゴミ箱化」している。おもちゃと本と昇平が作った作品と描いた絵と、その他もろもろのものが、地層のように積み重なっている。周囲だけがこうなるのは、毎晩布団をしくために、一応昇平が「お片づけ」するから。周りの寄せるだけの片づけだから、つまり、たちまち地層ができあがってくる、というわけ・・・。
これも、片づけましたとも。とにかく、布団の下におもちゃやら紙粘土の作品やらが入りこんでいる状況は、全然嬉しくないので、徹底的に片づけたんだけれど、翌日にはまた元の木阿弥。馬鹿馬鹿しくなって、今はもう、放置状態。一応、地層のように「お片づけ」するだけ良し、と思うことにした。(苦笑)
モノがなければ散らからないから、思いっきり全部捨てて、絶対に散らからないようにしたいとも思うけれど、昇平は、片づけが苦手な癖に、雑多なもの、シリーズものが大好き。自分から好んでそういうモノを作ったり買ったりするから、やっぱり、すぐに部屋は散らかる。お絵かきや作品の数も半端じゃないし。
はぁ〜・・・・・・我が家が美しく片づくなんて日が来ることは、期待しちゃいけないんだわ、きっと。
まあ、かくいう私の周りも、資料の本や図鑑、書類や手紙やプリントなんてモノのが、気がつくとあっという間に机の上に積み重なって、賽の河原状態なっているんだから、昇平のことはあまり言えない。片づけても、また賽の河原に戻るのは同じだから。
結局、私自身も若干「片づけられない女」なんだろうなぁ。だからというわけじゃないけれど、昇平の気持ちはわからないでもないんだ。
散らかしたいから散らかすんじゃないんだよね。使い終わったモノはもう必要がないから、意識の中から消えちゃう。それがデスクの周りや部屋の周りにたまっていくから、ゴミ箱状態になるんだよね。片づけなくちゃ、という考えは一応あっても、他にやりたいことがあると、そっちが最優先になって、片づけなんてことにまで、気持ちも時間も回らないし。
うーん。これに関する支援方法ってあるんだろうか?
あったら、私も一緒に教えて欲しいけれど、そのために絶対必要な条件は「楽なこと」。面倒くさかったら、絶対に実行できないからね。そんな「らくちんな」整理方法って、あるんだろうか?
なんだか、家の中のモノを思いっきり処分して少なくしてしまう方が絶対に有効な気がするな・・・。
いつかはやろう。モノを片っ端からゴミ袋に突っ込んで、ゴミ焼却場に直送。
そして、自分たちに維持管理しやすい、簡素な生活をするんだ。
いつの日か、きっと、必ず。
[06/03/24(金) 15:07] 日常 発達障害