昇平てくてく日記2

小学校高学年編

夏休みの日記・2

7月21日(金)   雨のち曇り

 午前中、友だちと遊びたくなって近所のCくんの家へ電話をかけた昇平。残念ながら都合があったようで、Cくんとの電話はすぐ切れた。次に、やはりこの春中学生になったBくんの家へ電話。こちらは不在。部活だったのかもね。最後に「こうなったらDくんに電話してやる〜!」と昇平が言い出したので、あわてて止めた。外は雨。Dくんは、来るとしたら自転車だから、とても無理だよ。 「ぼくは不幸だ」としばし嘆いていた昇平だが、やがてあきらめて、母と一緒に手作りすごろくをちょっとやった。でも、本当は、お友だちと遊びたかったんだよね。

【今日のお手伝い】
 夕食のキャベツ鍋を作るお手伝いをした。包丁はもう、まったく危なげない。

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7月22日(土)   曇り

 午前中、歯医者へ虫歯の治療へ。待合室でゲームをやっていた2,3年生くらいの男の子のわきへ入って、無理やり自分のソフトとその子のソフトを交換してしまう。優しい子で、ゲームのやり方がわからなくて尋ねる昇平に、やり方を教えてくれていた。でも、その子が本当は迷惑がっているのに気がつかないので、10分くらいやらせてもらって、強制的に終わらせ、ゲームソフトを返させた。その後、何度もその子のところへ行こうとするので、DSのチャット機能を使って、筆談で「知らない子のゲームをのぞき込んだり、話しかけたり、ソフトの貸し借りをしたりしてはいけないこと」を教えた。昇平、反省し、「じゃあ、家に帰ったらCくんに電話をする」と筆談で答えてきた。
 でも、電話してみたら、Cくんは不在。続けてDくんのところでも外出中、午後からは習いものだという。遊びたいのに遊び相手がいなくて、昇平、また「今日はついてない日だ。ぼくは不幸だ」と嘆く。友だちの絶対数が少なすぎるんだよね。学区が違うから、近くに遊べる人もいないし。こんなとき、今の小学校の学区内に家を借りて、家族四人で引っ越ししたくなる。できるわけはないんだけれど。

【今日のお手伝い】
 午後からじーちゃんと母が庭の畑のジャガイモ掘り。昇平もやがて出てきて、スコップで一緒に芋を掘ったり、収穫した芋を運ぶ手伝いをした。夕食には小芋を電子レンジでふかして、塩やケチャップをかけて味わって満足そうだった。
 

[06/07/23(日) 07:36] 日常 発達障害

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