昇平てくてく日記2

小学校高学年編

夏休みの日記・18

8月23日(水)   曇りのち晴れ

 さて、いよいよ今年の「夏休みの日記シリーズ」は最終回。ここ福島県は25日から二学期が始まる。
 夏休みに突入したときには、いったいどうやって過ごさせようかと不安に感じていたけれど、過ぎてみれば、それなりどころか、かなり充実した夏休みになった。旦那が忙しくて、どこにも遊びに連れて行ってあげられなかったけれど、それでも、「いろんなことがあった夏休みだったねー」と自分から言っていた。満足感のある夏休みだったらしい。
 「いろんなこと」の筆頭は、なんと言っても、やっぱり自転車に乗れるようになったこと。これは本人にとって、かなりの自信になったらしい。
 今日も午後から昇平とサイクリングに行って、今まで行かなかった方向をぐるっと走ってきたけれど、約30分間、休むことなく力一杯こいでいた。途中、母がわざと追い抜くと、ギアチェンジをして、一生懸命追いつき、追い越していく。その時の得意そうなこと。全身で「えっへっへ〜」と笑っているようだった。

【今日のお手伝い】
布団敷き

   ☆★☆★☆★☆

8月24日(木)   晴れ 
 
 夏休み最終日。宿題も無事終わり、絵日記、生活表、歯みがきカードすべて終わって、新学期の準備完了。本人も学校への心の準備はすっかりOKという感じだった。

 午後からM病院へ。Y先生の診察を受ける。
 診察の前に「診察室ではゲームはしない。まず、自分で夏休みの様子を先生に報告すること」と約束をしておいた。昇平は約束通り、先生に聞かれるままに、夏休みの出来事など話していたけれど、すぐに「もうおしまい」という感じで席を立って、本を置いてある診察台のほうへ移動してしまおうとする。その落ちつきのないこと! もともと、質問に答えるのはあまり好きじゃないから、照れなんかも入って、なおさらじっとしていられなかったのかもしれない。それでも、聞かれたことには、一応適切な答えを返していたから、まあ、よくできたほう、と言っておこうか。(苦笑)
 次週、知能検査を受けることにして、予約を入れておいた。 

【今日のお手伝い】
布団敷き

   ☆★☆★☆★☆

おまけの日記
8月25日(金)   晴れ

 ついに二学期が始まり、昇平はたくさんの荷物を抱え、張り切って登校していった。その後ろ姿を見ていたら、なんだか、夏休み前より大きくなったような気がした。本当に身長も体重も増えているのかもしれない。昨日は、「もう小さくてはけないよ」という本人の申請で急きょ新しいスニーカーも買ったが、サイズは24センチだった。本当に大きくなってきたなぁ。
 下校時には、一学期と同じように学校の公衆電話から「ぼく、ぼく、これから帰るから、えーと、えーと、迎えに来て」(久しぶりで興奮したのか、ちょっとつまずき気味)。M君と一緒に待ち合わせ場所まで歩いてきた。「ありがとう、お世話様ね」と声をかけたら、M君はニコッと笑って頭を下げた。自然な様子は一学期の終わりの頃と同じで、なんとなくほっとした。
 昇平は明日が11歳の誕生日。ゆめがおかではパフェを作って全員から祝ってもらって、おいしく楽しい初日だったらしい。
 長丁場の二学期。夏休みで育んだ力を生かして、元気に楽しく過ごせるといいね。

[06/08/25(金) 15:44] 学校 日常 発達障害

[表紙][2006年リスト][もどる][すすむ]