昇平てくてく日記2

小学校高学年編

クラスメートとの関わり・2

 「クラスメートとの関わり」に書いたように、昇平と2年生のIくんはすっかり仲良し。時々トラブルも経験しながら、毎日仲良く過ごしている。今回も、そんな二人の様子を連絡帳からご報告。

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10月10日(火)   記録者:ドウ子

 業間の休み時間、Iくんと連れだって校庭へ出て行ったと思ったら、二人で戻ってきました。「どうしたの?」と尋ねると、Iくんが「幼稚園の先生に、うるさいっておこられた」との返事。「幼稚園に行ったの?」と聞くと、昇平くんが「ううん、(学校の校庭の)ブランコ」、Iくんが「おどりの練習のじゃまなんだって」。
 ……何が何だかわからないでいると、F子さんが「今度幼稚園の運動会だから、校庭で練習してるんじゃない?」と教えてくれて、Iくんの「ブランコのキコキコいう音がうるさいんだって」の言葉で納得。幼稚園は小学校のすぐ隣にあるので、今日は学校の校庭を使って練習していたわけです。
 「それで二人で怒ったりもしないで戻ってきたの?」と聞くと、二人とも「うん」と返事をし、「絵を描こう!!」と二人で自由帳を取りだし、静かに描き始めました。
 楽しみにしていたことを停められても、状況がわかってあきらめられたこと、「ブランコはもうやっちゃダメなの?」と(昇平くんはよく言いそうなのですが、)言わずに気持ちを切り替えられたこと、えらかったな、と感心して誉めました。友だちが一緒だったから、できたのでしょうね。

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10月10日(火)   記録者:母

 ブランコの件、良いお話をまたありがとうございます。
 I君と一緒に成長していく様子が見えて、Iくんがゆめがおかに来てくれて本当によかったな! と思っています。
 これからの成長がますます楽しみな二人ですね。

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 四月当初、毎日のように喧嘩していた昇平とIくんが、こんなふうに良い関わりを見せるようになってくるなんて、あの頃には本当に想像もしていなかった。仲良くなっていってくれるといいなぁ、とは思っていたけれど。
 人と人とが仲良くなって道は、やっぱり山あり谷ありなのかもしれない。
 いろいろな経験を積みながら、喧嘩したり仲直りしたりを繰り返して、二人一緒に(いや、その周りのお友だちも含めてみんなで)大きく大きく成長していってほしいなぁ、と心から思う。

[06/10/16(月) 09:00] 学校 発達障害

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